ウイルスチェック機能はファイル転送サービスを選ぶ上で重要?

大容量のデータを安全にやり取りするときはファイル転送サービスが便利です。しかし便利さだけでサービスを選ぶと、ウイルス感染など思わぬトラブルにつながることがあります。この記事では、安心して取引先とファイルを共有するためのウイルスチェック機能について解説します。

ファイル転送サービスを利用する上で注意したいウイルス被害

ファイル転送サービスを利用する際に気をつけたいのがウイルスの被害です。ウイルスやマルウェアが含まれたファイルを受信し、気付かずに開いてしまうと、社内のパソコンやサーバーに感染が広がる恐れがあります。業務データが破損したり、社内システムが正常に動かなくなったりすると、原因調査や復旧作業に多くの時間を取られ、業務が一時的に止まることも少なくありません。

特に法人利用では複数人が関わるため、管理が行き届かないと被害が拡大しやすい点に注意が必要です。このような事態を防ぐためにも、ウイルスチェック機能の有無は重要な確認ポイントです。

取引相手を被害者にしてしまうリスクも

取引先を被害者にしてしまうリスクも、ファイル転送サービス利用時に見過ごせないポイントです。もし自社がウイルスに感染したファイルを気付かずに送信すると、取引先のパソコンや社内システムに被害を与える可能性があります。業務データの破損やシステム障害が発生すれば、復旧対応を強いることになり、相手企業の業務停止にまでつながりかねません。ファイル転送サービスを利用して送信したのが複数名だった場合、複数台のパソコンが感染し、一気に広がる危険もあります。

その原因が自社にあると判断された場合、信頼関係が大きく損なわれる結果となりかねません。長年築いてきた取引関係が見直され、契約解除や取引縮小に発展するケースもあります。さらに、被害内容によっては損害賠償を求められることもあり、金銭的な負担が発生する点にも注意が必要です。企業の情報管理体制そのものが疑問視され、評判やブランドイメージに悪影響を及ぼすこともあります。一度失った信用の回復には、多くの時間と労力がかかります。このような事態を防ぐためにも、送信前にウイルスを自動でチェックできる仕組みを備えたファイル転送サービスを選ぶことが重要です。

無料版のファイル転送サービスはウイルス対策をしていない?

無料版のファイル転送サービスはウイルス対策をしていないわけではありませんが、全てのサービスで対応しているとは限りません。ウイルスチェック機能の有無や検査の精度は、サービスを提供する会社によって大きく異なります。無料版ではコストを抑えるために基本的な機能に限定し、ウイルス対策が省かれているケースもあります。また、検出機能があっても最新の脅威に対応できない場合があります。

安心して取引先とファイルを共有するためには、ウイルスチェック機能の有無や内容を確認し、自社のセキュリティポリシーに合ったサービスを選ぶことが大切です。

多くの有料ファイル転送サービスに搭載されている「ウイルスチェック機能」

多くの有料ファイル転送サービスに搭載されている「ウイルスチェック機能」は、送受信されるファイルにウイルスやマルウェアが含まれていないかを自動で確認する機能です。ファイルのアップロード時にスキャンし、問題が見つかった場合は送信を止める仕組みで、社内システムや取引先にウイルスが広がるリスクを抑えることができます。また、ウイルス情報を常に更新する仕組みを取り入れているサービスもあります。

ウイルスチェック機能のあるファイル転送サービスなら感染の心配はない?

ウイルスチェック機能のあるファイル転送サービスを使えば、必ず安全というわけではありません。多くのサービスではウイルス定義ファイルをもとにチェックを行っていますが、定義が古いままだと新しいウイルスを見逃す可能性があります。そのため、ウイルス定義ファイルが常に最新の状態へ自動更新されていることを確認することが大切です。

一方で、サービス側の対策だけに頼らず、自社のパソコンにもウイルス対策ソフトを導入しておく必要があります。二重の対策を行うことで、万が一不正なファイルがすり抜けた場合でも被害を抑えやすくなります。ファイル転送サービスの機能と社内環境の対策を組み合わせる意識が重要です。

無料サービスと
有料サービスの違い
とは?

ストレージサービスとはネット上にファイルを置くことで、パソコンやスマホなど、さまざまなデバイスからアクセスを可能にするサービスです。データは暗号化して保護されますが、有料版では容量や機能だけでなく、セキュリティ対策向上も期待できます。

本メディアでは無料のサービス以外にも、企業が安心して利用できる、有料の大容量ファイル転送サービスを多数紹介しています。業界別に導入すべき有料版サービス3選もご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

【有料版】法人向けの
大容量ファイル転送
サービス3選をみる

【目的別】
大容量ファイル転送
サービス3選

大容量ファイル転送サービスに求めるポイントは、利用目的や状況によってさまざま。
以下では、目的別におすすめの大容量ファイル転送サービスをご紹介します。

海外との
高度なやり取りなら
国内外でもストレスなく
ファイル転送し業務効率を向上

STORM®

STORM®
引用元:STORM®公式HP
(https://www.unixon.co.jp/products/uvp/storm)
オススメな理由
  • 独自のUDPプロトコルにより、距離や回線品質の影響を受けることなく、大容量データを高速に安定して転送
  • 転送が中断された場合も自動で再開。回線が不安定になりやすい海外への大容量の転送において、時間やコストの削減を実現
セキュリティ AES-256暗号化
※そのほか
転送速度 台湾640Mbps、
アメリカ540Mbpsを記録
データ容量 1ファイルあたり2TB
社内外の大人数との
やり取りなら
アカウント数無制限で、
共有リンクで外部への転送可

セキュアSAMBA

セキュアSAMBA
引用元:セキュアSAMBA公式HP
(https://info.securesamba.com/)
オススメな理由
  • 社内外問わず、無制限でユーザー発行可能。大人数とのファイル共有をシームレスに連携できる
  • アカウントを持たない相手にも外部共有リンクでファイル転送ができる。リンクの有効期限やダウンロード制限など、アクセス制限も可能
セキュリティ 暗号化
※そのほか
転送速度 公式HPに記載なし
データ容量 1GB~30TB
ネットワーク分離環境での
やり取りなら
複数のNICを実装し、
分離ネットワークからの接続が可能

Smooth File

Smooth File
引用元:Smooth File公式HP
(https://www.smoothfile.jp/)
オススメな理由
  • 基幹系ネットワーク/情報系ネットワークなど、異なるネットワーク間のファイル転送が可能。700を超える自治体をはじめとした公的団体で導入(※2025年11月調査時点)
  • 3つのネットワーク間でのやり取りを1台で実現。「上長承認」「ファイル交換・無害化」を1台で制御する技術特許取得済
  • (※)参照元:Smooth File公式HP (https://www.smoothfile.jp/separation/
セキュリティ SSL通信暗号化
ファイル暗号化
※そのほか
転送速度 公式HPに記載なし
データ容量 クラウド版:100GB~30TB