HULFT8

HULFT8公式HP
引用元:HULFT8公式HP
(https://www.hulft.com/software/hulft-8/product)

HULFT8は、企業内や企業間においてデータの送受信を可能にするファイル連携ミドルウェアとして、幅広いOSや言語に対応しています。サービスの特徴や機能、サポート内容や導入事例などについて紹介します。

目次

HULFT8の特徴

OSや使用言語が異なる
グローバルな対応も可能

全機種でUTF-8ファイルの送受信に対応しており、zOS、IBMi、Windowsとのファイル転送においても別途コード変換処理を行うシステムの準備が不要で、スムーズにファイル転送することができます。

そのため、メッセージやコメント、ファイル名はOSシステムロケールと同じ言語で利用することが可能です。幅広いOSや言語への対応により、グローバルな大容量ファイル転送に対応することができます。

連携性向上により、
スクラッチ開発不要で
安定した転送

オプションの「HULFT Script」と組み合わせることにより、ファイル転送前後に発生するバッチファイルやシェルスクリプトなどによる作り込みは、GUIでスピーディーに作成することができます。

また、仕様書も自動生成できるため、ジョブドキュメントとして管理しながら、属人化の排除、運用の見える化が可能に。さらに、転送設定値の自動チューニング機能により、自動で転送速度を最適化して安定したファイル転送を実現しています。

HULFT8の費用

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製品名称 ライセンス型番/価格 技術
サポート
種別
技術サポート型番/価格 月額利用ライセンス型番/価格
1年パック 3年パック 5年パック 移行期間 期間限定
HULFT8 for xOS HH0810L0000-00
330,000円(税込)
通常 HH0810L0000-P1
495,000円(税込)
HH0810L0000-P3
1,411,300円(税込)
HH0810L0000-P5
2,227,500円(税込)
HH0810L0000-0T
134,200円(税込)
HH0810L0000-0R
134,200円(税込)
24時間 HH0810L0000-PA
990,000円(税込)
HH0810L0000-PC
2,822,600円(税込)
HH0810L0000-PE
4,455,000円(税込)
HH0810L0000-0U
174,900円(税込)
HH0810L0000-0S
174,900円(税込)

※価格表は一例です。OSの種類などによって価格は変わりますので、公式サイトでご確認ください。

※参照元:HULFT8公式HP(PDF)(https://www.hulft.com/application/files/2817/1162/6490/HULFT_Series_KOUSEI_PRICE_20244.pdf)

HULFT8の
導入事例・評判

コード変換による
シームレスなデータ連携、
リスク低減を実現

航空会社での導入事例

導入前の課題

成田国際空港株式会社(NAA)では、2004年の民営化に伴いシステムのオープン化を推進する中で、システムが多様化しました。そのため、これらの異なるシステム間でデータを連携させる機能が必要となりました。特に、既存のメインフレームと新たに導入されるオープン系サーバー間をシームレスに連携させ、コード変換なども含めて自動化する仕組みが求められていました。また、空港の管理業務システムという性質上、連携基盤には高い安定性が不可欠であり、導入に伴うリスクは最小限に抑える必要がありました。

導入の効果

高い安定性と容易な運用性、そして下位互換性による導入リスクの低減が評価され、システム間連携ツールとして「HULFT」を導入しました。これにより、多様化したシステム間の安全・確実なファイル転送が実現しました。また、メインフレームとオープン系サーバー間のコード変換も自動化され、シームレスなデータ連携が可能となり、空港管理業務(航空会社への請求業務など)の安定稼働を支える連携基盤を構築することができました。

※参照元:HULFT8公式HP(https://www.hulft.com/casestudies/case-5)

自社に合った
サービス導入が
業務効率化の鍵になる

シンプルな操作で企業間の大容量ファイル転送ができ、多様なOSや使用言語に対応できるほか、他製品との連携性が高く、グローバルな対応が可能。また、業界標準のTCP/IPプロトコルを使用し、安全にファイルを送受信できます。

なお、無料サービスではセキュリティや管理機能が限られ、情報漏洩やコンプライアンス違反のリスクも伴います。一方で有料サービスでは、こうしたリスクを低減し、業務効率化が可能です。

本サイトでは大容量ファイル転送サービスを検討中の企業向けに、業界別におすすめのサービスをご紹介。課題を解決する3製品をまとめて掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

【業界別】
大容量ファイル転送
サービス3選をみる

HULFT8のサポート内容

有償技術サポートが充実しており、製品インストール時からテクニカルサポートセンターを利用することができます。さらに、バージョンアップ版やレベルアップ版の無償提供にも対応。

一方、有償オンサイトサポートサービスでは、トラブル状況の調査と情報収集によるトラブル切り分支援、代替策や回避策の設定支援など、担当員の訪問による支援を受けることが可能です。

HULFT8の
ファイル転送の方法

ユニットおよびプロファイルと転送設定を作成したうえで、作成したユニットとプロファイルのAgentを割り当て、集信用ディレクトリを作成する必要があります。

ファイル転送は、配信側ホストから集信側ホストに向けてTCP接続を確立して実施。そのため、配信側では、ファイル送信前にコード変換や圧縮、暗号化などの前処理を行うことができます。

一方、集信側では、受信ファイルに対して、暗号化の複合や圧縮解凍、コード変換などの処理を実施。配信・集信双方に同一のファイルIDを登録するため、安全に転送することができます。

HULFT8の
無料トライアルの有無

製品評価を目的とした無料トライアルを提供しています。評価期間は60日間と長いため、機能やUIなど、使い勝手の良さを十分に体験することが可能。また、製品マニュアルが同梱されているほか、インストール時のサポートにも対応しています。

HULFT8のサービスのUI

シンプルで直感的な操作が可能であり、設定や管理が簡単です。また、本番環境に影響を与えない転送テスト機能やOSや使用言語が異なる環境でも、スムーズにファイル転送を行うことができるなど、使い勝手の良さが強みです。

HULFT8の
サービス紹介動画

HULFT8の機能

※参照元:HULFT8公式HP(https://www.hulft.com/software/hulft-8/function)

HULFT8の動作環境

HULFT8(OS:Windows,Version.8.5.2A)の例

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対応OS HULFT8 for Windows-Server
HULFT8 for Windows-Client
HULFT8 for Windows-Server (No Encryption)
HULFT8 for Windows-Client (No Encryption)
HULFT8 Cipher Option(AES) for Windows
HULFT8 Cipher Option(C4S) for Windows
必須ソフトウェア 以下のいずれかの.NET Frameworkをインストールまたは有効化する必要があります。
.NET Framework 4 ※1
.NET Framework 4.5 以降
以下のVisual C++再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。
Visual Studio 2015~2019のVisual C++再頒布可能パッケージ ※2
HULFT8 for Windowsのすべてのグレードで必要なソフトウェアです。
新規導入のほか、HULFT8へバージョンアップされる場合も対象となります。

※対応OS情報の注意事項
■Windows 10 Enterpriseに関して
Windows 10 EnterpriseとWindows 10 Enterprise LTSC(LTSB)いずれも対応しています。

※1 「.NET Framework 4 Client Profile」のみでは動作しておりません。
.NET Framework 4 Extended コンポーネントを含む「.NET Framework 4」の導入が必要となります。また.NET Framework 4の更新プログラム「KB2468871」のインストールも必要です。

※2 HULFTを32bitOSのWindowsにインストールした場合は、x86用のVisual C++再頒布可能パッケージの導入が必要となります。
HULFTを64bitOSのWindowsにインストールした場合は、x64用とx86用のVisual C++再頒布可能パッケージの導入も必要です。

※.NET Framework 用の更新プログラムをインストールした場合、インストールする更新の種類によっては、コンピュータの再起動が必要になることがあります。

※OSによっては、.NET Framework の有効化が必要になることがあります。

※Visual C++再頒布可能パッケージをインストールした場合、コンピュータの再起動が必要なケースもあります。

※公式サイトに動作環境検索ページを設けており、Windows、UNIX、Linux、NSK、Mainframe(zOS、MSP、XSP)、IBMi(i5OS、OS400)のOSとバージョンを設定することで、対応OS情報、必須ソフトウェアなどの詳細な動作環境を調べることができます。

※参照元:HULFT-HUB公式HP(https://his.hulft.com/productinfo/opeenv/search)

HULFT8の会社情報

会社名株式会社セゾンテクノロジー
本社所在地東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR19F
公式HPhttps://www.saison-technology.com/
電話番号03-6370-2000
【業界別】
大容量ファイル転送
サービス3選

業界ごとに大容量ファイル転送サービスの利用目的はさまざま。
以下では大容量ファイル転送サービスが特に活用されている業界に注目し、おすすめのサービスをご紹介します。

国内外での
やり取りが多い
製造業界
国内外でもストレスなく
ファイル転送し業務効率を向上
STORM®
STORM®
引用元:STORM®公式HP
(https://www.unixon.co.jp/products/uvp/storm)
オススメな理由
  • 独自のデータ通信手順により、海外の拠点にも図面やCADデータなどを安定した速度で転送できる
  • 国内の技術担当者が社内の生産管理システムとサービスを連携し生産性向上を目指せる
セキュリティ AES-256暗号化
※そのほか
転送速度 台湾640Mbps、
アメリカ540Mbpsを記録
データ容量 1ファイルあたり2TB
プロジェクト単位の
連携が求められるWEB業界
WEB業界
アカウント数無制限で、
クラウド上でリアルタイム編集
セキュアSAMBA
セキュアSAMBA
引用元:セキュアSAMBA公式HP
(https://info.securesamba.com/)
オススメな理由
  • クラウドベースで大容量ファイル共有でき、クリエイティブ部門とクライアントがリアルタイムで編集可能
  • ユーザー数無制限のため外部パートナーとシームレスに連携
セキュリティ 暗号化
※そのほか
転送速度 公式HPに記載なし
データ容量 1GB~30TB
セキュリティ要件
が厳しい
医療業界
医療データを安全に管理し
コンプライアンス遵守を強化
Smooth File
Smooth File
引用元:Smooth File公式HP
(https://www.smoothfile.jp/)
オススメな理由
  • ISMS・QMSの国際基準取得のもと製品開発し、患者情報や医療画像の安全な転送を実現
  • ファイルアクセスの監査ログ機能を備え、医療機関におけるデータ管理の透明性と信頼性を高める
セキュリティ SSL通信暗号化
ファイル暗号化
※そのほか
転送速度 公式HPに記載なし
データ容量 クラウド版:100GB~30TB